2023/8/1

ビギナーのよくある質問

自転車と有酸素運動について説明しています

Q ロードレーサーを買ったら速く走れますか? MTBなら楽に山を登れますか?
A ロードレーサーやMTBを買ったからといって、エンジン(人間)の準備ができていないと走れません。これからサイクルスポーツを始める人は、エンジン(自分)の慣らし運転から始める必要があるのです。
慣らしもできていないエンジンをいきなり超軽量フレームに乗せて、ブンブン回したら壊れてしまいます。最初からスピードや距離にこだわらず、気持ちよく走ることを覚えてください。自転車に乗ることが好きになれたら、自然に速く遠くに走れるようになっていきます。

Q 自転車の値段に随分差がありますけど、安いモデルと高いモデルは何が違うの?
A フレーム(車体)やパーツの構成が違います。その結果、乗っている間の楽しさが違ってきます。高額な自転車は、軽くて丈夫なフレームに、良く効くブレーキや操作の楽な変速などで構成されていて、走りも軽く、乗っていてとても楽しく、気持ちよく走れます。その結果、自転車が大好きになり、無理なく有酸素運動を楽しむことができ、だんだん走ることが好きになっていきます。
それに比べて、安い自転車は車体も重く、構成パーツもそれなりですから走りも重く、どれだけ走ってもお世辞にも楽しいと思えません。登りもただ辛いだけになって、だんだん自転車が嫌になっていくでしょう。値段が安いからこれでいいかと、量販店で買って失敗しないようにしてください。

Q 速く走りたいのですが、フロントのギヤを大きくしたら速く走れますか?
A 重たいギヤをぐいぐい踏み、トルクを駆けると一時的には速く走れます。ですが、筋肉が疲れてくると足が回らなくなってきて、スピードが落ちてきます。
自転車を速く走らせるためには、軽めのギヤでペタルの回転を速くして走れるようになりましょう。トラックはトルク重視の低回転エンジンで、スポーツ車はスピード重視の高回転エンジンでしょう。程よい回転で長時間走ることができれば、安定したスピードが維持できます。

Q 心拍計とスピードメーター、先に付けるならどっち?
A スピードメーターは最高スピード平均速度、走行距離が計測でき、スポーツ車には必ずほしいアイテムですね。ですが、初心者の方には僕は心拍計をお勧めしています。
自分の体調は、わかっているようで意外とわからないものです。体が冷えているとき、温まってきたとき、疲れているとき、元気なとき、毎日走っていても、同じスピードで走っても、心拍の上がり方はまるで違います。
どれだけ速く走ったかとか何キロ走ったかといった結果も大切ですが、どのくらいの負荷でどのくらいの時間運動できたかといったプロセスを大切にしてほしいと思います。そして一番大切なのは、やっぱりどのくらい楽しく気持ちよく走れたかだと思います。

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